2018-09-19

ワウリンカとかいうジョコキラー

ジョコ苦手意識の錦織やデルポはワウリンカを見本にすると良い(?)




個人的に、デルポトロとワウリンカのスタイルは似ていると思っています。二人とも世界最強と称されるショットをもっており、覚醒中は鉄のメンタルかつ爆発力があり、大舞台では力を最大限に発揮できるタイプの選手。まぁ、違いがあるとすれば、ブレの大きさではないでしょうか。デルポトロは基本的にはプレーが安定していて、省エネテニスながらも簡単に試合が流れることはありません。一方、ワウリンカは、気分屋のように乗るときと乗らないときの差が大きいと感じます。

ワウリンカとデルポトロの対ジョコビッチの過去戦績

デルポトロ対ジョコビッチ   4勝 −15敗   21%
ワウリンカ対ジョコビッチ      5勝 −19敗   21%

⬆️のH2Hをみると、二人ともジョコビッチとは同じく相性が悪いのも似ていますね^^ 

が、しかし!

ワウリンカ対ジョコビッチの過去戦績の変化を見ると、

2007年〜2013年 0勝−14敗(14連敗)
2014年〜2016年 3勝−4敗
※2017年以降は対戦なし


ワウリンカが突然ジョコキラーになった!



デルポトロにはまだありませんが、ワウリンカにはターニングポイントがありました。2007年〜2013年まではジョコビッチに対し、なんと勝率0%、14連敗でしたが、2014年以降は3勝−4敗、勝率を0%から43%にまで上げることができました。しかも、3勝のうちの2勝はそれぞれ全仏の決勝(2015年)、全米の決勝(2016年)、残りの1勝も全豪の準々決勝(2014年)でジョコビッチを大舞台で撃破しました。しかも、なんと29歳というベテランの年齢で初めてグランドスラムタイトル獲得という衝撃。

2013年まであれだけ連敗して苦戦していた相手を、大舞台で劇的に克服した上でのグランドスラム優勝という絵にかいたようなサクセスストーリーですよね。
しかも、再現性あり 笑 決して一発屋ではないところがかっこいいですね。いまやワウリンカがグランドスラムでジョコビッチに当たればその大会を優勝するというジンクスがあるとまで言われる存在に。


地味キャラからブレークスルーへ

私の中で、覚醒前のワウリンカ選手のイメージはトップ20内に入る、フェデラーの陰にいながらそこそこ強い選手のイメージしかありませんでした。正直、グランドスラムを取れるほどにブレークスルーがくると思っていませんでした。株に例えるとワウリンカがテンバーガー株であることに気づく人がどれだけいたのでしょうか 笑


ワウリンカは、BIG4全盛期にいながら29歳というベテランの年齢で初めてグランドスラムタイトルを獲得し、しかも、たったの3年間でグランドスラムタイトルを3つも獲得し、気が付けばキャリアグランドスラムホルダーまであとWimbledonだけ!という大快挙を成し遂げた奇跡のワウリンカのちょっとイイ話は間違いなく語り継がれている伝説となることでしょう。側からはブレークスルーが突然やってきたようにみえましたが、潜在能力はもとより、数々の壮絶な戦いや努力が生んだブレークスルーなのは間違いないでしょう。ここまできたらワウリンカにはWimbledonを優勝し、キャリアグランドスラムを達成してほしいと思っています。



ホントすごすぎる!

次の機会にワウリンカのターニングポイントについて詳しくは考察して見たいと思います。

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