2017-03-31

Miami SF #NextGen : The Wait is Over

The Future is Now
写真:Getty Images Editorial

マイアミオープン現地時間30日、男子シングルス準々決勝(QF)が行われ第12シードのキリオス(Nick Kyrgiosオーストラリア)が第16シードのズベレフ(Alexander Zverevドイツ)と激闘の末、6−4、6−7(9-11)、 6−3で制し、2年連続の準決勝進出を果たした。

試合を見た感想は、3セットの中盤まで誰が勝つか、本当に読めなかったです。スコアからもその激闘ぶりが現れています。ズベレフの豪快なラケット叩きからも 笑 
写真:Getty Images Editorial

写真: Match Stats (Tennis TV) スクリーンショット
特に2ndセットのタイブレークで、キリオスにマッチポイントを握られながら死闘し、フルセットにもっていったズベレフの粘り強いプレーはとても印象的でした。全体的にどちらもビッグサーバーで、1stサーブのスピードはキリオスが若干上回りましたが、それほど大きな差ではありませんでした。ただ、unforced errorの数はあまり変わらないものの、winnerの数はキリオスの方が11本も多く、最終的にこれが勝敗の明暗を分けたのでしょう。そして、今日もキリオスの名物になりつつある、ちょっとフェデラーチックな股ショット(tweener)も見られました。193cmの長身を生かしたビッグサーブ、ビッグショットだけではなく、こういった細かいかつ繊細(冷静)なショットも打てるなど素晴らしい反射運動を持っているキリオスの今後がとても楽しみなのです。彼は近い将来、少なくともTOP5に入ってくると見ています。

Miami SF : The Wait is Over

日本時間 4/1 08:00 〜


写真:Getty Images Editorial

管理人的には、これがBlockbuster カードです。管理人が注目しているのは、今季絶好調の二人の対戦だからです。この間のインディアンウエルズ大会のQFでこの二人が対戦する予定でしたが、キリオスがsickness(食中毒?)でウォークオーバーしたため対戦は実現しませんでしたが、明日はきっと大丈夫そうですね!


Kyrgios ー Federer  : 1−0

上の数字は対戦成績(H2H)です。さて、H2Hを見るとなんとキリオスのリードです。まぁ、1回しか対戦していないのでこの数字にはあまり意味がないのかもしれませんが。ちなみにその1回は、2015年のマドリード(Madrid ATPMS1000)、クレーコートです。ハードコートでの対戦は明日が初めてになります。今、最もホットな二人の対戦、楽しみですね。ちなみに、キリオス対BIG4は、明日が11回目になります。これまで10回のwin/lossは以下の通りです。


出典:https://en.wikipedia.org/wiki/Nick_Kyrgios_career_statisticsから抜粋


対BIG4での勝ちは なんと4/10 : 40%!ただ、マレーにだけは全敗しているので、苦手?なのかもしれません。かなり驚異的な数字に見えますが、まだまだ対戦の回数が少ないので、対戦回数が増えてくればもっと見えてくると思います。


この試合、すっごく楽しみです!!


2017-03-30

マイアミQF:錦織、SF進出ならず


UPSET ALERT:Fabio Fognini d. [2] Kei Nishikori 6-4,6-2



写真:Getty Images Editorial

マイアミオープン現地時間2日、男子シングルス準々決勝(QF)を行い、ノーシードのフォニーニ(Fabio Fognini、イタリア、世界ランク40位)は第2シードの錦織を1時間8分で6─、6─ストレートで破り、ハートコートMS1000大会において自身初となる準決勝へ進出した。本大会では、アンシードプレイヤーとして初めて準決勝に進出したのは10年ぶり。イタリア選手としても初めて。準決勝の相手はナダル(Rafa Nadal、スペイン)に決まりました。

この結果により、錦織は、4月3日発表の最新ATP世界ランクで4位から7位に後退することが決まった。

錦織:少し痛みを感じながらプレーした



写真:Getty Images Editorial

報道によりますと、錦織はR4の途中で右手首と右膝に痛みが出たようです。右膝はたいしたことではないそうですが、試合前に手首にテーピングをしたので、本人の言葉通り、右手首に痛みを感じながらプレーを続けていたと思われます。確かにいつも得意の回転のかかったフォアがあまり見られず、1st サーブの確率(特に2ndセット)もよくなかったのは右手首の痛みによる影響かもしれませんね。ネットプレーもあまり決めることができませんでした。全体的に、スコアの通り、フォニーニのプレーが上回ったように思います。


        写真: Match Stats (via Tennis TV) スクリーンショット



錦織にとって、今回も初MS制覇とはなりませんでしたが、怪我を治してまた次を頑張って欲しいです!期待しています!

2017-03-29

マイアミQF:錦織、4年連続QFへ



マイアミオープン(ATP MS1000、フロリダ、アメリカ)は現地時間28日、男子4回戦が行われました。
なんと第1シードのワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)がズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)に6−4、2−6、1−6で破れました!#NextGen に注目です。一方、第2シードの錦織は、デルボニス(Frederico Delbonis、アルゼンチン)を6―3、4―6、6―3で下し、4年連続でQFへの切符を手にしました。





さて、R4の全試合結果です:

[16] A. Zverev (GER) d [1] S. Wawrinka (SUI) 46 62 61


[2] K. Nishikori (JPN) d F. Delbonis (ARG) 63 46 63


[4] R. Federer (SUI) d [14] R. Bautista Agut (ESP) 76(5) 76(4)


[5] R. Nadal (ESP) d N. Mahut (FRA) 64 76(4)


[12] N. Kyrgios (AUS) d [8] D. Goffin (BEL) 76(5) 63


[10] T. Berdych (CZE) d A. Mannarino (FRA) 63 75


[13] J. Sock (USA) d [Q] J. Donaldson (USA) 62 61


F. Fognini (ITA) d D. Young (USA) 60 64


QFのメンツが決まりましたね。いい顔ぶれです。管理人的には、錦織のほかにBIG4も#NextGenも残っているので楽しみです!

明日のカード(QF)


日本時間3/30 早朝

 F. Fognini (ITA) vs [2] K. Nishikori (JPN) 


日本時間3/30 午前中

R. Nadal (ESP) vs [13] J. Sock (USA)

写真: Getty Images Editorial

2017-03-28

マイアミR3:フェデラー快勝!

Blockbuster : The Fed Express


写真: Getty Images Editorial

マイアミオープンは、現地時間27日、男子シングルス3回戦を行い、第4シードのフェデラー(Roger Federer)は第29シードのデルポトロ(Juan Martin del Potro)を1時間22分で6─3、6─4ストレートで破り、4回戦へ進んだ。4回戦では第14シードのロバウティスタ・アグー(Roberto Bautista Agut)と対戦することが決まりました。

この勝利によりフェデラー対デルポトロのH2H(対戦成績)は16ー5になりました。また、フェデラーの今季の成績は15-1。なんと1敗しかありません!ドバイ(Dubai,ATP500)R2で世界ランク81位のドンスコイ(Evgeny Donskoy)に負けて以来無敗です。

デルポトロ:フェデラーのスピードに追いついていなかった



写真: Getty Images Editorial

この試合を見た感想は、やはりフェデラーはバックハンドが格段によくなったことと足が早く展開がとにかく早い!と感じました。フェデラーってこんなに足速かったっけ!?と思うくらい速かったです。何かパニックっている!?ようなショット(ボレー)も 笑

Federer 29-19:Del Potro 15-18

上の数字はunforced errror- winnerの数です。デルポトロの、unforced errorの数はフェデラーと並びましたが、winnerの数は圧倒的にフェデラーが上回りました。このデータからも、今日のデルポトロのプレーはそれほど悪くなかったですが、フェデラーの、とにかく速攻、という戦術が見事に勝利を決めたように思います。デルポトロは、バックハンドが依然として弱々しかったが、それ以上にフェデラーののスピードに追いついていなかったことが一番の敗因ではないかと思います。ちなみに、試合の中盤、デルポトロはトレーナーを呼んで両手首にテープを巻いていましたが、怪我ではなく汗をかきすぎたからとのことですのでデルポファンの方はご安心を (汗)

デルポトロは試合後、次のように話しています。
'He always has a good backhand, but at the moment even better because he is moving so fast so that backhand and his legs are moving faster than years ago' 
'Well, it's not easy play against Roger because he has good forehand, good backhand, slice, dropshot, everything. But think I did my best, and I had chance in both sets and I couldn't take it. He played well in the break point moments, and I think that was the only difference of the match.' 

《彼はもともといいバックハンドを持っていたけど、今は、さらにバックハンドもよくなって動きも早くなって前よりすごく良くなった。》

《まあ、ロジャーとの対戦は簡単なことじゃないよ。彼は、フォアもバックもスライスもドロップショットも、すべてのショットが素晴らしいからね。でも、今日は自分のベストを尽くしたと思う。1stも2ndセットもブレークのチャンスがあったのに、ものにできなかったことが敗因だと思う。》

英文引用:http://www.tennisworldusa.org/news/news/Tennis_Interviews/41883/del-potro-federer-never-played-backhand-so-well-he-is-faster-/

上記のデルポトロのコメントをみると、確かにね~フェデレラーはやっぱり強いな~~と思います。

次のEstorilも楽しみにしています!めげずに頑張ってくれ!

さて、他のR3の試合結果も見ていきましょう:

[1] S. Wawrinka (SUI) d M. Jaziri (TUN) 63 64 
[4] R. Federer (SUI) d [29] J. del Potro (ARG) 63 64 
[8] D. Goffin (BEL) d D. Schwartzman (ARG) 46 63 75 
[10] T. Berdych (CZE) d [24] G. Muller (LUX) 63 64 
[12] N. Kyrgios (AUS) d [17] I. Karlovic (CRO) 64 67(4) 76(2)
         [14] R. Bautista Agut (ESP) d [22] S. Querrey (USA) 36 62 63

         [16] A. Zverev (GER) d [18] J. Isner (USA) 67(5) 76(7) 76(5)

                A. Mannarino (FRA) d B. Coric (CRO) 64 26 76(3)

         [2] K. Nishikori (JPN) d [25] F. Verdasco (ESP) 76(2) 67(5) 61

         [Q] J. Donaldson (USA) d [3] M. Raonic (CAN) walkover

          [5] R. Nadal (ESP) d [26] P. Kohlschreiber (GER) 06 62 63

       [13]  J. Sock (USA) d J. Vesely (CZE) 63 76(0)

               N. Mahut (FRA) d G. Pella (ARG) 64 63

               F. Fognini (ITA) d J. Chardy (FRA) 36 64 64

               D. Young (USA) d B. Paire (FRA) 76(2) 64

               F. Delbonis (ARG) d J. Struff (GER) 76(5) 61

これでベスト16が出揃いましたね。さぁ、ベスト8に進めるのは誰になるでしょう?


2017-03-26

マイアミ:デルポ、R2完勝! 次 Blockbuster フェデラー戦へ!

マイアミ:デルポ、R2完勝!'Blockbuster' フェデラー戦へ!

管理人TenisyTenistaの今日の午前中の予定は、本当はテニスの練習でしたが、残念なことに横浜でも雨で、プレーすることができませんでした(T.T) ここ最近めでたくめでたく予約が取れたのになんか、、本当にツイてないです… 

さて、現在行われているマイアミ大会ですが、(偶然にも!?)現地でも雨で試合が中断されたり再開されたりと、さて今日はもうダメなのかしらと思いきや、なんとか無事再開されました!

テニスの練習はできませんでしたが、横浜に雨が降ったおかげで、管理人が家でじっくりテニス観戦(Tennis TVにて)することができました。恵の雨でしたね 笑 しかも、大好きなデルポ戦!ささやかな幸せです〜😊


マイアミ:デルポ、R2完勝!

写真: Getty Images Editorial

マイアミオープン(ATP MS1000、フロリダ、アメリカ)は現地時間25日、シングルス2回戦が行われました。この日、第29シードのデルポトロ(Juan Martin del Potro)は、世界ランク48位のハーセ(Robin Haas)と対戦し、6-2、6-4、試合時間1時間21分で勝利を収めた。この勝利によってデルポトロとハーセのH2Hは3-0となりました。今日のデルポトロは、内容はともかく、危なげなく勝利できましたが、次のR3にはギアを精一杯まで上げないとチャンスはない、と本人も思っていることでしょう。

ハーセ選手(※Tommy Haasのことではありませんのでご注意を)のことを知らない方が多いと思いますので、プロファイルを少し紹介しておきますね。
名前:Robin Haas
国籍:オランダ
年齢:29歳
プロ転向:2005年
ATPタイトル:2
最高ランク:33位

ついでにデルポトロのプロファイルも
名前:Juan Martin del Potro
国籍:アルゼンチン
年齢:28歳
プロ転向:2005年
ATPタイトル:19
最高ランク:4位

プロファイルを見ると、この二人がプロ転向したのは同じく2005年なんですね。そして、ハーセはチャレンジャーにも回りポイントを稼ぎ、なんとかランキングをTOP100以内にキープしているようです。TOP100に入るとグランドスラム本戦にストレート出場できますからね。


R3:次はあのレジェンドとのブロックバスター!Del Potro vs. Federer 日本時間 3/28(火)朝3時~

お相手は、先々週のインディアンウェルズ大会(Indianwells,ATP MS1000,カリフォルニア,アメリカ)で優勝を飾ったばかりの、最もホットな男、Man of the momentと称される、あのレジェンドです。そう、フェデラーです。第4シードのフェデラー(Roger Federer)は、アメリカ出身の10代#NextGen ティアフォー(Frances Tiafoe)を7-6(7-2)、6-3で勝利し、3回戦に進出しました。1stセットの途中まで、「ひょっとして…」と思ったりしましたが、やっぱりフェデラーはフェデラーでした。簡単にupsetなんかさせてくれません 笑

デルポトロ:フェデラーがバックハンドを強化して帰ってきた



写真: Getty Images Editorial

デルポトロは、フェデラーについて次のように話しています:
" It doesn´t surprise me that he is playing at that level. If he continues like this, he will be able to comeback where he deserves to be. For sure he has a chance to be a World No. 1 again. His backhand improved a lot and he manages to win also when he doesn´t play his best tennis." 
ーJuan Martin del Potro

《 彼がこのレベルでプレーしていることに対して別に驚かない。このレベルを維持できればNo.1に戻れるでしょう。バックハンドをさらに強化してきたし、ベストなテニスをプレーしなくても勝てるからね 》

引用先:http://www.tennisworldusa.org/news/news/Roger_Federer/41723/del-potro-i-m-not-surprised-by-roger-federer-he-can-be-world-no-1-again-/


確かにそう思います。怪我前のフェデラーのバックハンドも強かったですが、復帰後は正確性とパワーが強化されたように思います。(管理人が思う)世界一のシングルバックハンドのワウリンカとの差が小さくなったように感じます。

Q :じゃ、、デルポトロはいったいどうすれば…?

A :ベストを尽くすのみ。それしかない。


Federer - Del Potro :15 - 5


"We've had some epic matches against each other: Semis at the French, Olympic semis, finals at the US Open. You name it, we've had some really good ones,"  ーRoger Federer
引用先:http://www.firstpost.com/sports/miami-open-roger-federer-sets-up-juan-martin-del-potro-clash-stan-wawrinka-into-3rd-round-3352668.html

  

写真: Getty Images Editorial、London Olympic 2012

この数字は二人の対戦成績(H2H)です。数字の通り、フェデラーが大きく勝ち越していますが、それでもデルポトロは過去にフェデラーに5回勝っています。その内の1勝は、あのセンセーショナルな2009年のUS OPENの決勝です。この二人が最後に対戦したのは、デルポトロの怪我前、2013年のツアーファイナルズです。そのときはフェデラーが 4-6,7-6,7-5とかなりタイトマッチの末、勝利しました。直近7回はなんとすべてフルセットです。ちなみに、2012年ロンドンオリンピックでは、3-6、7-6、19-17でフェデラーの勝ちでした。3セットで4時間26分の試合でした。はい、タイポではありません、19-17です、3セットです 笑 スコアと時間、笑っちゃいますよね。19-17までして、一人が負けなければならないテニスって、本当に残酷ですよね。過去対戦成績から、デルポトロにとって、フェデラーはレジェンドとはいえ、勝てない選手でもないようです。少なくとも怪我前は。今のNew Del Potroにできることは「ベストを尽くす」こと以外、攻略法はありません。
写真: Getty Images Editorial、US Open 2009


自分のベストを尽くすのみ

とにかく自分のベストパーフォマンスを出す以外、方法はありません。相手はフェデラーです。しかも、フェデラーのバックが強化されたので、もう弱点がないといっても過言ではないと思います。強いて言えば、加齢による体力面でしょうか。ロングラリーで相手の体力を消耗させるといった粘りの強いプレーもいい戦術ですが、問題は、長身のデルポトロ自身も、体力面ではあまり有利ではないように思います。試合時間が延びれば延びるほど、相手以上に自分の体力面に自信がないから、サーブを強化したり、積極的にボレーに出たりして、展開を早くするといった戦術をとっていると思います。
「今のデルポトロにできることは、得意のミサイルフォア、強烈なサーブ、できるだけ強いバックハンド、少ないアンフォースエラーでとにかく早い展開で、自己ベストパーフォマンスを出すしかないと思っています。」By TenisyTenista


あの強いバックハンドを戻せるか

怪我前のデルポトロは、フォアに負けないくらい、強烈なバックハンドを持っていました。ピンとこない方は、彼の全盛期の2009年の試合をみてみるとわかると思います。今日の試合を見ていると、やはり今やウィークポイントとなってしまったデルポトロのバックハンドが狙われていました。デルポトロはなんとかバックスライスで返し、なんとか凌いだ感じです。デルポトロの《今》のプレースタイル(戦術)は、《昔》のフェデラーに似ているとも言われています。特にスライスの多用。たしかに、バックスライスはペースチェンジには有効ですが、バックハンドの代替ショットにはなれません。もちろん、本人も ‘This is not my game’ と話したくらいですから、痛いほどわかっていると思うのです。デルポトロの今のバックハンドを見ていると、「弱い。浅い。」というのが正直な感想です。ファンとしては、少し悲しくなりますが、先月のインタービューで本人が清々しい表情で「今は手首の痛みがないから、すごくいい状態なんだ」と話していたのを見て、なんとも言えない気持ちになりました。その痛みを知っているからこそ、もう二度とその痛みを経験したくない、もう無理をしたくない、という気持ちがあるのかもしれません。ただ、デルポトロのシーズンは、まだ始まったばかりなので、もしかしたら徐々にギアアップしていくというプランかもしれませんが、少なくともフェデラー戦には、彼のベストを尽くしてくれることでしょう。

名試合量産機と称されるデルポトロですから、結果はともかく、間違いなくいい試合になるでしょう。

さぁ、どうなる!?


ほんっっとに楽しみです!!!

2017-03-25

元世界No.1Andy RoddickがDel PotroのNew Coachに!?


写真:Getty Images Editorial

ええっ!うそ!本当に!?うれしい!!٩( ´◡` )( ´◡` )۶
↑海外のニュースを見たときの反応です↑↑
しかし、ちゃんと調べたら、ただの噂だけでした。なーんだ…

ただの噂かぁ〜(_ _|||)

報道の発端は、ロディックが、「デルポトロのニューコーチの可能性」についてデルポチームと話していた(とされる)ことから、そのような噂がたったようです。このことについて、デルポトロの広報担当であるJorge Vialeが否定しています。ロディックも困惑の様子。Vialeによると、デルポトロはニューコーチではなくフィットネストレーナーを探している、とのこと。




                                  引用:Jorge Viale, Andy RoddickのTwitter

現在のデルポトロには、正式なコーチはいないそうですが、少なくともマイアミ大会が終わるまで、AAT(アルゼンチンテニス協会)に所属し、デビスカップのキャプテンも務めている、Daniel Orsanicが見ているようです。

活動拠点問題

ちなみに、デルポトロが、2015年に元コーチのFranco Davinと契約終了した理由について、Davinが次のように話しています。
“  With Juan we had a very strong relationship because I wasn't only a coach for him, we were friends like in a family. Then my priorities changed, he didn't take well that I decided to live in Miami and that couldn't have much time for him.”

《 デルポトロとはいい関係だった。コーチの関係だけではなく、僕たちは友達でもあり家族でもあった。でも、僕の優先順位が変わってしまった。マイアミへ移住することにしたことに対し、デルポトロはあまりよく思っていない。》

デルポトロ:地元を離れたくない

“ Living in Argentina makes travelling for more hours. He never wanted to move to another place despite it was a real option. He didn't want because always thought about Tandil and his family. All my respect for his opinion'. These are life choices: or the love for your country or moving to another city'. 'Palito' has chosen the second, which may mean having more difficulties like having a coach: not many people are available to live in Argentina, which is quite far from majority of the tournaments.” ーFranco Davin

《アルゼンチンに住んでいると移動時間がかかる。選択肢があっても、デルポトロはアルゼンチンを離れようとしない。彼は地元のタンディル(Tandil)と家族を大事にしているから。それも一つの選択。ただ、地元に留まるとコーチを探すのも大変だと思う。アルゼンチンに住むことができる人はそんなにいないと思うからね。ツアーから遠いし、回るのが大変だからね。》

引用:http://www.tennisworldusa.org/news/news/Tennis_Interviews/40854/franco-davin-kids-don-t-listen-anymore-they-are-on-social-media-also-just-after-losing-/


なるほど。コーチ探しが難航しているのは、地球の裏にあるアルゼンチンに住むことが条件だったからですね。確かに、主な大会は大体ヨーロッパとアメリカですから、拠点をアメリカやヨーロッパに変えるだけで、移動時間が大幅単短縮されます。

この拠点問題で、去年のウィンブルドンの時に、デルポトロは、ベルディヒ( Tomas Berdych)やマレーの元コーチで有名なベネズエラ出身のDaniel Vallverduとトライアルをしていたんですが、やはりVallverduは拠点をヨーロッパに移したばかりのため、コーチを断ったそうです。Vallverduは現在、ディミトロフ(Grigor Dimitrov)のコーチをしています。

デルポトロが、活動の拠点をヨーロッパorアメリカに移れば解決できるのでは?と思ったりしていますが、下の写真を見ると、地元を離れたくない彼の気持ちもわかるような気がします...

写真:Getty Images Editorial


写真:Getty Images Editorial



“

【速報】西岡、マイアミR2 途中棄権


マイアミオープン(ATP MS1000、フロリダ、アメリカ)は現地時間24日、シングルス2回戦が行われました。世界ランク58位の西岡良仁は、第13シードのソック(Jack Sock、アメリカ)と対戦したが、第5ゲーム中に左膝を負傷したため、第1セットの途中(ゲームカウント4-2)で途中棄権し、3回戦進出とはならず。

管理人も見ていましたが、表情から痛そうでした。。深刻ではないことを祈ります🙏


途中棄権になってしまったのは残念ですが、早く怪我を治して次の大会頑張って欲しいです!

写真:Getty Images, 西岡選手 マイアミR2





写真:Getty Image, 西岡選手 マイアミR2


2017-03-23

Welcome to Miami Open 2017!




今週、マイアミオープン(ATP MS1000,フロリダ、アメリカ)が始まりましたね。
今回はマイアミ大会の見どころをみていきたいと思います。
まず、ドローを紹介したいと思います。(↓以下リンクにて)


錦織、予想外のタフドロー!?
写真:Getty Image Editorial

今回はディフェンディングチャンピオンのジョコビッチと世界No.1マレーが怪我により欠場したため、ワウリンカが初めての第1シードとして出場することになりました。そして、日本のエース・去年のファイナリスト・錦織圭は第2シードとして出場!しかし、第2シードにしては、なかなかタフドローだと思いますが… 

上位シード勢が順当に勝ち進んだ場合の錦織の対戦相手と対戦成績:

R2:  アンダーソン(Kevin Anderson) 2-1 (錦織の勝ち越し)
R3 : ベルダスコ (Fernando Verdasco, 第25シード) 2-2 
R4:カレノ・ブスタ(Pablo Carreno Busta, 第15シード)初対戦
QF:  チリッチ ( Marin Cilic, 第7シード)7-6 (錦織の勝ち越し)

上記のメンツを見ると、錦織にとって、元TOP10選手のアンダーソンとベルダスコは怖いですし、カレノ・ブスタは今勢いありますし、チリッチとの相性はあまりよくないし、といったところではないでしょうか。錦織にとって、間違いなくタフだと思いますが、テニスファンにとってはどれも面白いカードですね。みなさん、お見逃しのないように!

Man of the moment : Roger Federer (フェデラー)

今大会、最も注目されているのは、先週のインディアンウェルズ大会(Indianwells,ATP MS1000,カリフォルニア,アメリカ)で優勝を飾ったばかりの、テニス大好きおじさん(=フェデラー)ではないでしょうか。間違いなく、最もホットな男、Man of the momentですね👦🎾

そんなフェデラーですが、イージードローというわけにはいきません、といわんばかりにタフドローが待っています。というのは、管理人を含む世界中のテニスファンが最も注目しているブロックバスター戦。

それが、

R3   フェデラー 対 デルポトロ  です。
 
この二人が最後に対戦したのは、2013年のツアーファイナルズです。そのときはフェデラーが 4-6,7-6,7-5とかなりタイトマッチの末勝利しました。また、対戦成績(H2H)は15-5とフェデラーが大きく勝ち越していますが、相手がデルポトロなのでタイトな試合になると思われます。デルポトロは、フェデラーについて次のように話しています。

"It would be really cool to play against Roger Federer” Juan Martin del Potro

とても楽しみです!(まずはどちらも無事にR3まで勝ち進まないといけないですが、多分大丈夫でしょう)
写真:Getty Image Editorial

Talk of the Town : #NextGen Yoshihito Nishioka (西岡良仁)
写真:Getty Image Editorial

さて、西岡選手についてあまり知らない方が多いと思いますが、三重県出身の21歳で、中学3年生に錦織圭と同じアメリカIMGニック・ボロテリー・テニスアカデミーに留学経験あり、2014年のアジア大会金メダリストなど大活躍しています。そんな西岡ですが、今年に入ってからブレークスルーの兆しが徐々に見えてきました。

タイトル通り、今、西岡選手はテニス界では注目度が急上昇しています。世界が一気に注目し出したのは、アカパルコ大会(ATP 250、メキシコ)での活躍に続き、先週行われていたインディアンウェルズ(ATP MS 1000)ではラッキールーザーにもかかわらず、次々と上位ランクのカルロビッチ(Ivo Karlovic,21位)やベルディヒ(Tomas Berdych、14位)を破り、R4ではワウリンカ(Stan Wawrinka,3位)に対し、マッチポイントを握ったものの惜しくも敗れてしまいました。ホンットに惜しかったです。この活躍により、最近のATPランクがキャリアハイの58位に登ってきました。

今大会西岡のQFまでの”Possible Draw” を見てみましょう。上位シードが順当に勝ち上がった場合の対戦相手です。

R1: トムソン(Jordan Thompson)1-6,6-4,6-3 西岡勝利
R2: ソック(Jack Sock, 第13シード)
R3: ラモス・ビノラス(Albert Ramos-Vinolas, 第19シード)
R4: ラオニッチ( Milos Raonic,第3シード)
QF: ナダル(Rafa Nadal, 第5シード)

上記のメンツをみると、かなりタフな相手ばかりですね。。でも、身長170cmという(テニスでは)かなり小柄な西岡ですが、身長に負けないプレイスタイルをしていると思います。西岡の強みは、今のところまだわかりませんが、バランスの良い選手だと思います。サーブのプレースメントがよく、足が速い、アングルショットが絶妙、ディフェンスも良い、そして、とてもクレバーな選手というのが管理人の感想です。あとは、武器を身につけ、スロースターター・アンフォースエラーを改善することができればかなり強くなると思います。


さぁ、マイアミどうなる!?