2017-04-01

マイアミSF: フェデラー11年ぶりの決勝へ

Absolutely Epic


マイアミオープン現地時間31日、男子シングルス準決勝(SF)が行われ第4シードのフェデラー(Roger Federer、スイス)が第12シードのキリオス(Nick Kyrgiosオーストラリア)と激闘の末、7−6(11-9)、6−7(9-11)、 7−6(7-5)試合時間3時間10分で制し、優勝を飾った2006年以来11年ぶりのファイナル進出を決めた。決勝では第5シードのナダル(Rafael Nadal、スペイン)と対戦することが決まった。ナダルは、世界ランク40位のフォニーニ(Fabio Fognini、イタリア)を6−1、7−5ストレートで下して3年ぶり5度目の決勝進出を果たした。

写真:Getty Images Editorial

管理人的には、この試合は今年の一番です(今のところ)。スコアの通り、大激戦でした。3セットすべてタイブレークという試合はなかなかないですよね。最後まで誰が勝つか予想できませんでした。管理人的には、キリオスが勝つかも!と最後の最後まで期待していました。負けてしまいましたが、内容的に、キリオスは良かったと思います。ほんの少しの差でした。でも、トップレベルはギリギリなところで競っているので、そのほんの少しの差が勝敗を大きく分けることは多々あります。

MENTAL THAT MATTERS
メンタルが敗因!?

写真:Getty Images Editorial

今日のキリオスの敗因は、ずばり「メンタル」ではないでしょうか。大事なときに、集中力が切れて取り切ることができなかったことが最大の敗因だと思います。1stセットでキリオスがフェデラーをブレークし、5-4のゲームカウントでserving for the set を迎えたが、集中力が切れたかのようにすぐにブレークバックされました。このゲームが、この試合の行方を占う大事なゲームだったように思います。1stセットが取れていたら結果が違っていたのかもしれません。また、最後のタイブレークもメンタルの弱さが浮き彫りになった。キリオスが5-4でミニブレークしたあと、キリオスのサービスゲームに入り、途中観客コール “OUT!”に反応して動揺したかのようにミスショットを連発し、すぐにブレークバックされ5-5になった。もう一本のサーブもまさかのダブルフォルトで5-6になって、フェデラーのserving for the matchで試合が終った。

キリオスが、観客コールに反応しなければ勝てたのかもしれません。


たしかに、今日は観戦客のフェデラーコールがすごかったですし、ほぼアウエー状態でプレーをしていたキリオスはかなりのプレッシャーを感じていたと思います。途中でファンに 対して“ Shut up!”と叫んだり、ラケットを投げたり、フラストレーションをあらわにしたキリオスに対し、またファンからブーイングされたりと、悪循環が続いていました。キリオスの気持ちはわからなくもないですが、テニスはメンタルのスポーツでもあるので、特にタイブレークという大事なゲームではもっと冷静になるべきです。そこを強化してほしいと思います。そこさえ強化されればTOP5に入ってくるのも時間の問題だと思っています。

Keep your cool!



写真:Getty Images Editorial



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